自動車整備士が不足しているのはなぜ?
こんにちは!ビー・グルーヴのブログ担当です。
今回は自動車整備士が不足している理由について紹介していきます。
車検の際は勿論ですが、私達の所有する車に何かあった際に頼りになるのが、この自動車整備士です。
ですが、最近ではなぜかこの自動車整備士の数が減少傾向にあります。私達の生活に必要不可欠な存在が何故減少しているのか、知っておきましょう。
自動車整備士が不足!どうしてそんな事態に?
現在、約50%の自動車整備場で自動車整備士の不足が問題となっています。つまり、日本のざっと半分の自動車整備工場は人員不足に悩んでいるのです。
その中でも、特に深刻な人員不足が10%程度だと言われており、自動車整備業界がいかに人材不足で悩んでいるのかが伺えます。
では、早速その原因について考えていきましょう。
〇整備工場の体制に課題がある
自動車整備工場は、大体どこの企業を見ても10人前後で工場を回しているのです。
日本の約70%の企業が従業員10人または10人以下で工場を回していることで、大規模な人員採用のチャンスが少なく、またその人材起用に予算を避けないという課題が浮き上がってきます。
〇将来性に不安を抱える人が増えた
昔は一家に一台車は必須であり、特に男性は自分の好きな車に乗ることを生きがいにしている人も多かったです。
しかし、現在は公共交通機関の発達や、経済状況の不安定さから車をローンで買おうとする人が少なくなり、車を所有している人口自体が減少しています。
そういった現状を踏まえて、更に加速することが予想される若者の車離れを懸念して、自動車整備士の仕事が将来性のないものだと判断して選ぶ人が少なくなっていると言われています。
〇体力面や負担の大きさ
自動車整備工場は、上記で書いたように大体10人前後で回しています。
そのため、一人が抱える仕事の量がかなり大きく、体力的にも精神的にも負担の大きな仕事となっているのです。
こうした重労働に耐えられず、辞めていく人も多いのです。
〇高齢化が進んでいる
若い人が入ってこないだけが理由ではありません。自動車整備工場で働いているスタッフの高齢化も問題となっています。
高齢化が進んで定年退職や体力的な限界を感じて退職したものの、若いスタッフが入って来ないために人材不足が加速しているのです。
〇ハイブリッド・電気自動車対応が難しい
自動車整備士を目指す人材が減少していることも、自動車整備士の不足に拍車をかけているのですが、現在働いているスタッフの辞職もその一端を担っています。
その原因となっているのが、ハイブリッド・電気自動車対応が難しいことにあります。
現在、ハイブリッド・電気自動車は段々と増加して、スタンダードになりつつあります。
しかし、その整備を新しく学ぼうとしても付いていけない、整備ができないために辞職の道を選ぶ人もいるのです。
自動車整備士になることのメリットって?
自動車整備士の過酷な面に目がいきがちですが、逆に自動車整備士になることのメリットとは何なのでしょうか?
〇やりがいを感じることができる
自動車整備士は、自動車について深く学び、専門的な知識と技術がないとできない仕事です。
経験を積めば積むだけ技術が向上し、やりがいも大きくなってきます。
新しい自動車との出会いも、更に学びを深めるチャンスだと捉え、知識を増やすことで自分のスキルアップにも繋がります。
〇煩わしい人間関係がない
自動車整備工場は行ったことのある人ならば分かるでしょうが、次々に車検の車や故障車が運ばれてきます。
一人当たりの担当台数も多く、作業も多いためにほとんど周りの同僚とのんびり世間話を楽しむ暇もありません。
そして、元々人数の少ない職場であるために、煩わしい人間関係はほぼありません。
人間関係で悩んでいる人には、オススメの職種だと言えます。
〇いつも車に触れることができる
車が好きな人にとって、四六時中さまざまな車に触れることのできる整備士の仕事は、やりがいの大きさもですが楽しさもひとしおでしょう。
自動車整備工場では、日々様々な車が様々な用件で運ばれてくるので、高級車と触れ合うチャンスもあります。
普段はなかなか出会えない車に、整備として携われるのは嬉しいことですよね。
どう改善すれば自動車整備士の不足は解消されるの?
では、具体的にどうすれば自動車整備士の人員不足は解消されるのでしょうか?
〇外国人の積極的な雇用
現在、技術を必要とする自動車整備士の業界で、外国人の雇用はあまり普及していません。
しかし、自動車整備士に興味を持つ外国人は多く、雇用を開始すれば人材不足はすぐに解消することができるでしょう。
言葉が通じない、技術が身に付くか心配、さまざまな意見があるとは思いますが、外国人の積極的な雇用も視野にいれることで、自動車居整備士の不足は解消されることでしょう。
〇仕事量軽減
自動車整備士は一人一人の仕事量が多いことも、整備士離れに拍車をかけています。
そこで、一人分の仕事量をうまくコントロールして、仕事量を減らすことが自動車整備士離れを阻止することに繋がるのです。
〇給与を上げる
やはり自動車整備士はその責任の重さや仕事量に対して、給与が見合っていないと言われています。そこで、給与を上げることによって、仕事へのモチベーションを保ってもらえるように働きかける必要があります。
〇奨学金制度の充実
自動車整備士になるためには、専門学校に通って自動車について深く学ぶ必要があります。
しかし、学費がネックとなって学校に通えない人もいるのです。そこで、奨学金制度を拡充させることによって、学費が原因で自動車整備士になることを諦めている人達を引き留めることができるのです。
自動車整備士はビー・グルーヴ
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自動車整備士として活躍しよう
自動車整備士は大変な仕事ではあるものの、やりがいに満ち溢れた素晴らしい仕事でもあります。是非とも自動車整備士として、車のことで困っているお客様の力になってあげてくださいね。
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